「つながる想いinかごしま2024」実行委員長挨拶
つながる想いin かごしま2024実行委員会 実行委員長 磨井大和(うすいやまと)
今回、実行委員長を務めさせていただきます。磨井です。
私は現在鹿児島大学病院で看護師として働いております。
私は、学生の頃からつながる想いの前身イベントに参加しておりました。
きっかけは父が咽頭がんに罹患したことでした。
看護師になろうと思ったきっかけでもありますが、咽頭がんという病気により声帯を失った父は
「声にならない声」で当時学生だった私に生きていく覚悟を示してくれました。
その覚悟を受け取った私は、父のように、がんという病に罹患した方、そしてその家族、
その友人など多くの人々に対し何かできる
ことはないかと考え、このイベントに参加することにしました。
今の日本は2人に1人はがんに罹患するといわれています。
このイベントの副題でもある「がんとともに生きる」とは、がんに罹患した人だけでなく、
その周りの人も一緒になって支えあって、生きていくことだと私は考えます。
だからこそ、このイベントにはがんのサバイバーもいれば、
そうでない人もいて、様々な人の「想い」がつながり合って開催されています。
今年のイベントは5月12日(日)に、かごしま県民交流センターで開催されます。
白い風船に想いを乗せて空へ飛ばす「バルーンリリース」をはじめ、
がん患者さんやそのご家族が元気になれる「つながるアート展」、
気軽に話ができる場の「患者サロン」、毎年好評の講演会などを予定しております。
また、同時開催でのSNSを活用した配信も行いますので、
私たち実行委員も含め県内外を問わず皆様と
「つながる」ことができる憩いの場を目指しております。
本イベントに伴う、皆様から頂いたご寄付は、「つながる想いがん基金」として、
離島から治療で通院される患者さんの旅費への助成等、
がん患者さんとそのご家族のために使用されます。
9年目を迎えた本イベントですが、「がんとともに生きる」ことを支えるために、
そして様々な人々の想いをつなげるために、
笑顔あふれるイベントを目指していきたいと思っています。
たくさんのご参加お待ちしております。
実行委員長 竹迫 秀和